2026年4月24日

GPT-5.5登場 - 概要から検証まで徹底解説!

OpenAIが発表したGPT-5.5について、特徴や何が進化したのか、実際の使用感まで実務目線で解説します。

石塚芽衣
石塚芽衣
マーケティング
カテゴリ:AIニュース
GPT-5.5登場 - 概要から検証まで徹底解説!

GPT-5.5とは?

GPT-5.5は、OpenAIが2026年4月23日に発表した最新モデルです。

OpenAIはGPT-5.5について、コード作成、Webリサーチ、データ分析、文書・スプレッドシート作成、ソフトウェア操作など、複数の作業をまたいで進める業務に強いモデルと説明しています。

従来のように細かく手順を指示するだけでなく、曖昧な依頼から目的を読み取り、必要な作業を組み立てながら進められる点が特徴です。

GPT-5.5で何が変わったのか

GPT-5.5の大きな変化は、単なる会話性能ではなく「仕事を進める力」が強化されている点です。

OpenAI公式では、GPT-5.5はGPT-5.4と同等の実運用上のレイテンシを維持しながら、より高い知能を実現したと説明されています。

また、Codexのタスクでは、同じ作業をより少ないトークンで完了できるともされています。

特に、エージェント的なコーディング、コンピュータ操作、ナレッジワーク、初期の科学調査などで進化が示されています。

ベンチマーク比較ではコーディング能力の指標であるTerminal-Bench 2.0がClaudeOpus4.7,Gemini 3.1 Pro, GPT-5.4より最大で14%ほど高いスコアを出していることからもそのエージェント的なタスクへの性能の高さがうかがえます。

いかに示すベンチマーク比較の表のうち太字で書いてあるのがその項目でもっとも高いパフォーマンスを出したものになります。

GPT-5.5

GPT-5.4 

GPT-5.5 Pro

GPT-5.4 Pro

Claude Opus 4.7

Gemini 3.1 Pro

Terminal-Bench 2.0

82.7%

75.1%

-

-

69.4%

68.5%

Expert-SWE (Internal)

73.1%

68.5%

-

-

-

-

GDPval (wins or ties)

84.9%

83.0%

82.3%

82.0%

80.3%

67.3%

OSWorld-Verified

78.7%

75.0%

-

-

78.0%

-

Toolathlon

55.6%

54.6%

-

-

-

48.8%

BrowseComp

84.4%

82.7%

90.1%

89.3%

79.3%

85.9%

FrontierMath Tier 1–3

51.7%

47.6%

52.4%

50.0%

43.8%

36.9%

FrontierMath Tier 4

35.4%

27.1%

39.6%

38.0%

22.9%

16.7%

CyberGym

81.8%

79.0%

-

-

73.1%

-

引用元:Introducing GPT-5.5 | OpenAI

ビジネスでの活用例

GPT-5.5は、情報収集から整理、文書作成までを一連の流れで進めたい業務と相性があります。
たとえば、営業部門では競合調査や提案書のたたき台作成、情シス部門では社内FAQや運用手順書の整理、管理部門では規程やマニュアルのドラフト作成に活用できます。

codexでファイナンシャルのExcelを作成しているイメージ
引用元:https://openai.com/index/introducing-gpt-5-5/

画像の例ではOpenAIの提供するCodexというコーディングエージェントアプリを用いてExcelファイルの作成・編集をGPT-5.5 Thinking Mediumに行わせているものになります。

このようにGPT-5.5では仕事で使うものを直接AIに指示を出すだけで自律的に作業を行い一気通貫でやりきることができます。

実際の動作例は公式サイトに掲載されていますのであわせてご覧ください。

公式サイト:Introducing GPT-5.5 | OpenAI

【検証】ChatGPT Images2.0 x Codex(GPT-5.5)により高品質で自由に編集ができるPowerPointを作成できるのか?

先日発表されたChatGPT Images 2.0という画像生成モデルはその生成する画像の綺麗さや文字が綺麗に描画されることから一気に注目を集めました。画像生成によりスライドデザインを作成し、それをGPT-5.5に実際に編集できるものとしてPowerPointに書き出してもらうことができるか検証します。補足として述べますが、GPT5.4までのモデルには何度かトライしてみましたができませんでした。

1. GPT images2.0でスライドデザインを生成する

ChatGPTにアクセスし画像のように新規チャットの入力欄から画像生成モードをオンにし以下のようなプロンプトを入力します。

使用したプロンプト

ENSOU AIを紹介する製品スライドの画像を 10枚作成してください。 
おもにプレゼンテーション用のスライドとし、スライド一枚にたいして一枚の画像になるようにしてください。 
綺麗な青色をアクセントカラーとして、白と青の二色を基本とした洗練された信頼感のあるビジネスで使えるデザインにしてください。

すると以下のようなスライドイメージが生成されました。下記の画像は一部を抜粋したものになります。

GPT Images2.0によるスライドイメージ

2. 生成された画像をもとにCodex(GPT-5.5)でPowerPointの資料を作成

codexで指示を出している様子

使用したプロンプト

添付した画像をもとに画像のデザインを忠実に再現したPowerPointを作成してください。
一枚の画像に対して一枚のスライドという風に一対一で対応させるように作ってください。
一つの画像として作成するのではなく、実際にそれぞれのパーツやテキストをPowerPointで編集できるように作成してくだい。
codexのアウトプットのチャット欄のイメージ

26分ほど待っていると以下の画像のようにPowerPointで編集可能なスライドにすることができました。画像データはPowerPointのパーツに存在しないので一部レイアウトがくずれてしまっていますが、簡単に編集可能な状態でそれなりのクオリティで実現できていることに驚きました。

Codexが作成したスライドのPowerPointでの編集画面

検証結果としてはきれいな画像や複雑なレイアウトはそのまま実現するのは難しいが全体的な雰囲気や表などは比較的再現やすく、また特にファイルに破損などもなく近しいものを再現できることがわかりました。

これを活用することによってデザインイメージを画像生成で高速に作成し、大まかなデザインレイアウトをCodexで作成し、微調整は直接人間がPowerPoint上で行うということができます。

GPT-5.5の提供状況

2026年4月24日時点で、GPT-5.5とGPT-5.5 ProはAPIの提供はされていません。OpenAIは安全性やセキュリティ要件を整えながら近々公開予定となっています。

GPT-5.5はPlus, Pro, Business, and Enterprise のユーザー向けにChatGPTとCodexのアプリでの提供がされています。

まとめ

GPT-5.5は、調査、分析、文書作成、コーディング、ツール操作など、複数の作業をまたいで進める実務に向いたAIモデルです。

従来のように細かく手順を指定しなくても、曖昧な依頼から目的を読み取り、必要な作業を組み立てながら進められる点が大きな特徴です。

特に、エージェント的なコーディング、Webリサーチ、データ分析、資料作成などの分野で性能向上が示されており、営業資料の作成、競合調査、社内FAQの整備、マニュアル作成など、企業の幅広い業務で活用が期待できます。

一方で、企業が注目すべきなのは、単に最新モデルを使うことではありません。

どの業務に導入すれば時間削減や品質向上につながるのか、社内ルールや確認体制をどう整えるのかまで考えることが重要です。

まずは、提案書作成、問い合わせ対応、ナレッジ整理など、効果が見えやすい業務から試すのが現実的です。

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