ChatGPT Tasksの使い方と活用事例|AIにタスクを自動実行させる新機能の徹底解説


ChatGPTの Tasks は、ユーザーの指示に基づいて、あるタイミングで単発もしくは繰り返しで同じタスクを実行することができる機能です。
これによって、
- 「明日の朝にAIに関する最新のニュースを届けてください」
- 「毎日経済ニュースのトピックをニュースサイトから調べてまとめてください」
といった非同期的なChatGPTへの依頼が可能となります。
本記事では、こんな ChatGPT Tasks について、徹底的に解説していきます。
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ChatGPT Tasks タスクを定期実行する機能とは?
ChatGPT Tasks の機能概要
ChatGPT Tasks はメールの予約送信などのように、依頼した内容の実行を任意のタイミングで設定できる機能です。
依頼には「明日の朝実行する」のような単発での実行から、「毎週月曜日に実行する」のような定期実行まで、自由に処理を行うタイミングを制御できます。
あらかじめ予約されたタスクは、ユーザーがアプリの画面を開いているか否かに関わらず実行され、実行完了時にはプッシュ通知またはメールで完了の連絡が届く仕様になっています。
ChatGPT Tasks が利用できるアプリケーション
Tasks の機能は、
- Web
- iOS
- Android
- MacOS
の各アプリでサポートされており、Windowsアプリは現時点では未対応ですが、近日中にリリースされる予定であるとされています。
こちらの記事では ChatGPT Tasks でも利用できる ChatGPT のコネクタ機能についての解説をしています。よろしければ一緒にご覧ください。
ChatGPT Tasks を使って毎朝AIの最新ニュースを届ける
Tasks の機能を利用するための画面はなく、通常のChatGPTの画面から定期実行を依頼する形で、Tasks の設定を行います。
プロンプトから ChatGPT Tasks を発行する
今回は「毎朝9:00にAIの最新ニュースを調べてまとめる」というタスクを依頼します。
下記のようなプロンプトを入力し、毎朝9:00にニュースが届くよう依頼します。

そうすると、定期実行のタスクが以下のように作成されたことが分かります。

回答の上部にある「Summarize top 10 AI news daily」の欄をクリックすると以下の画面が表示され、定期実行タスクが設定されたことが分かります。また、この画面上から定期実行タスクの日時や周期、そして実行されるタスクの中身(指示)を変更することや、タスクの削除なども可能です。

定期実行されるタスクの管理
チャット画面から定期実行タスクの新規作成が可能であることが分かりました。このセクションでは、定期実行タスクの一覧を管理する方法を解説します。
ChatGPT のトップ画面から「設定」→「スケジュール」を選択します。そして「管理する」ボタンを押下します。

すると以下のようにChatGPTに登録されている定期実行タスクの一覧が参照できます。先ほど登録した毎日9:00にAIのニュースを10件届けるというタスクが登録されていることが分かります。

この画面でタイトル部分をクリックすることで、先ほどと同様に定期実行タスクの内容を編集することが可能です。
ChatGPT Tasks の利用制限は?
ChatGPT Tasks は2025年9月時点で o3 と o4-mini の2つのモデルでの利用がサポートされています。したがって、 ChatGPT プランの上記モデルの利用制限がそのままタスクの制限にも適用されます。
また、同時に実行できるタスクの上限は10件であり、この上限に達すると、既存のタスクを一時停止または削除する必要があります。
そして以下の機能は Tasks では利用できません。
- 音声チャット
- ファイルのアップロード
- GPTs
ChatGPT Tasks の活用事例
ChatGPT Tasks により予約実行や定期実行が可能になったため、以下のような活用事例が業務において利用できます。
定期的な情報収集
毎日のAIニュースの事例のように、毎日・毎週などで必要なサイトから情報を取得して、自身のためにまとめることができます。
今回の例では具体的にこのサイトから取得するように、といった指示は出しませんでしたが、普段見ているサイトの情報を事前に与えて、そこから情報を取得させることにより、日々の情報収集を効率的に実現できます。
特に経済ニュースや株や金融に関するニュースなどは、よく見る情報源や新規性が重要であるため、この ChatGPT Tasks の機能に適した用途のひとつです。
学習の習慣化
毎日の資格・語学の勉強なども活用事例のひとつです。
なかなか継続的に勉強する時間を取るのが難しいケースでも、ChatGPTがスケジュールして勉強するきっかけとモチベーションを提供してくれます。
「毎日〜試験に関する問題を5つ出題してください」といった問題作成から、「英語の文法を毎日ひとつ紹介し、その文法を用いた活用事例を10個紹介してください」のように、勉強を習慣化させることができます。
献立や掃除などの計画
毎週末に作り置きしておくメニューを調べさせて、そこから1週間分の献立を考えさせるといった、生活習慣に関する用途も実用的です。
他には掃除の周期などを設定しておき、「今日は〜と〜を〜のように掃除しましょう」といったきっかけを提供してくれます。
まとめ
ChatGPTの「Tasks」機能は、単なるリマインダーにとどまらず、AIが定期的に情報を集めたり、習慣の継続をサポートしてくれる強力なアシスタントへと進化を遂げる可能性を秘めています。
特に、情報収集・語学学習・ライフスタイルの最適化といった領域で、タスクの自動実行は極めて効果的です。ユーザーは指示を一度与えるだけで、あとはChatGPTが自動的に繰り返し実行してくれるため、手間を大きく削減できます。
今後、Windowsアプリ対応や外部サービス連携などの進化が進めば、より幅広い業務や生活シーンでChatGPTが「自動で動く」存在になっていくでしょう。
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