2026年1月3日

Google Gemini Webアプリの使い方 Fast/Thinking/Proの使い分け

Google GeminiのWebアプリで選べるFast/Thinking/Proを、用途別にどう使い分けるかを整理。品質が安定しないときの直し方も、Webアプリ前提でまとめます。

山﨑祐太
山﨑祐太
代表取締役
Google Gemini Webアプリの使い方 Fast/Thinking/Proの使い分け

Google GeminiのWebアプリは、ブラウザからそのまま使える対話型の生成AIです。この記事では、Webアプリ上で選べるモデルやモードに絞って、用途別の使い分けと、品質が安定しないときの直し方をまとめます。本文では便宜上、GeminiのWebアプリを Gemini と呼びます。

モデルや機能は更新が速いので、モデル名を暗記するより、「どのモードを選ぶと、どんな返り方になりやすいか」を基準にすると手戻りが減ります。前提となる仕様は、Gemini 3 FlashがGeminiアプリに展開された案内Gemini 3の発表を参照してください。

まず結論:日常はFast、難問はThinking、重要案件はPro

Webアプリで迷うのは「モデルをどう選べばいいか」です。ここは能力差の議論よりも、待ち時間と“考え方の癖”で切り分けると判断が速くなります。

目安は次の通りです。

  • Fast: 雑談、短い要約、軽い下書き、ラフなアイデア出し
  • Thinking: 条件が多い整理、推論の筋道が必要な問題、手順設計。ただし遅くなりやすい
  • Pro: 誤りが許されにくい文書の下書き、根拠付きの比較、長めの読み取りや統合

この使い分けは、モデルの最新名称が変わっても崩れにくいです。公式の説明でも、Geminiアプリ向けに高速なモデルや、より高性能なモデルを提供していることが示されています。詳細は Gemini 3 Flashの案内Gemini 3の案内 を参照してください。

Gemini Webアプリでモデルを選ぶと、何が変わる?

モデルやモードを変えると、主に次の3つが変わります。

1つ目は速度です。Fastは反応が速く、ThinkingやProほど待ちが発生しやすい傾向があります。会話のテンポが必要な用途は、速いモードから始める方が続きます。

2つ目は深さです。Thinkingは、条件が絡む問題に対して検討を厚くしやすい一方で、読み手が求める形式から外れやすいこともあります。答えの形式を固定したいなら、指示側で型を作る必要があります。

3つ目は安定性です。Pro系は、長文の統合や慎重な文書化で強みが出やすい一方、入力が曖昧だと「それっぽく整えた誤り」が混ざりやすくなります。モードを上げても、質問の作りが曖昧だと事故は減りません。

Webアプリで使えるモデル(例)と向いているタスク

Webアプリでは、Flash/Proのようなモデル系統と、Fast/Thinkingのようなモードが選択肢として出てきます。たとえばGoogleは、Geminiアプリ向けにGemini 3 Flashを提供することや、Gemini 3ファミリーの位置づけを説明しています。詳細は Gemini 3 Flashの案内Gemini 3の案内 を参照してください。

ここでは「Webアプリでの使い分け」という観点で、代表的なタスクを割り当てます。

  • 要約・下書き(短め): Fastから始める。長くなるなら「見出しだけ作る→中身を埋める」の2段階にする
  • 比較・意思決定(条件が多い): Thinkingで論点を洗い出し、最後にFastで短く言い換えて出力を整える
  • 重要文書(稟議、対外文、FAQ): Proで下書きを作り、必ず「根拠が必要な主張」「推測でよい主張」を切り分けて再確認する

失敗しない使い方:プロンプトは「目的→材料→制約→出力形式」の順で固定する

Webアプリは気軽に使える分、入力が雑になると出力が乱れます。最初に、プロンプトの型だけ決めておくと、モデルを変えても品質が崩れにくいです。

おすすめは、次の4点セットです。

  1. 目的: 何を決めたい/何を作りたいか
  2. 材料: 文章、箇条書き、URL、スクショ、前提情報
  3. 制約: 禁止事項、対象読者、トーン、文字数、守るべきルール
  4. 出力形式: 見出し構成、表、箇条書き、テンプレ、最終成果物の形

この型にしておくと、FastでもProでも「何を返せば合格か」が明確になります。Thinkingを使う場合も、最終出力だけは形式を固定しておくと読みやすくなります。

よくある詰まりポイント:賢いのにハズす/長い/断定する

Webアプリ利用でよくある詰まりは、モデル選択より「指示の不足」で起きます。直し方はシンプルです。

まず、賢そうな文章なのに要点がズレるときは、材料不足です。入力に判断材料として数字や前提や制約が入っているかを確認して、足りない場合は「まず質問してから作業に入って」と指示します。

次に、出力が長すぎるときは、工程を分けるのが効きます。Thinkingで論点を洗い出したあと、Fastに「200字で要約」「意思決定の結論だけ」など短文化だけを頼むと安定します。

最後に、断定口調で書いてしまうときは、ラベル付けを入れるのが効果的です。「事実/推測/提案」で段落を分けるだけでも、読み手の誤解が減ります。

まとめ

GeminiのWebアプリは、モデル選択を目的別のスイッチとして扱うと、迷いが減ります。日常はFast、難問はThinking、重要文書はProという順で試し、最後は「目的→材料→制約→出力形式」の型で出力を整えると安定します。

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