2026年2月21日
Excelファイル作成比較! CopilotChat vs ENSOU AI
Microsoft社の手がけるCopilotChatとENSOU AIをどちらがより優れたExcelファイルを作成できるのかという点で徹底比較します!


Copilot Chatとは
Microsoft 365 Copilot Chatは、組織向けのAIチャットとして提供され、エンタープライズデータ保護を前提にした設計がされています。
また、公式サイトでは、対象となるMicrosoft 365サブスクリプションを持つMicrosoft Entraアカウントのユーザーが、Copilot Chatを追加料金なしで利用できるとされています。
ENSOU AI | Microsoft 365 Copilot Chat | Microsoft 365 Copilot Business | |
|---|---|---|---|
生成AIチャット | ○ | ○ | ○ |
Web検索による回答 | ○ | ○ | ○ |
RAG機能 | ○ SharePoint・Googleドライブ・ローカルファイルなど様々なファイルをナレッジファイルとして扱える | × | ○ SharePoint・ローカルファイルなどのファイルをナレッジファイルとして扱える |
資料作成エージェント機能 | ○ Excel・PowerPoint・Wordファイルなど様々なファイルをAIエージェントが高精度に作成 | △ Excel・PowerPoint・Wordファイルなどのファイルを作成できるが精度が悪い | ○ Excel・PowerPoint・Wordのアプリ内で動作 |
料金(1ユーザー) | ¥1,000/月 | MSの全ライセンスに含まれる。 法人プランではMicrosoft 365 Business Basicが最低料金。 約¥900/月 | ¥3,148/月 |
※価格等は本記事執筆時点での情報になります。詳細についてはMicrosoftの公式サイトをご覧ください。
ENSOU AIとは
ENSOU AIは株式会社Digeonが手がけるビジネス向けのAIアシスタントです。
組織での利用を前提に設計・開発されており、セキュアかつスケーラブルな運用が可能です。
ChatGPTのように自然な対話機能に加え、社内データを活用した高度なRAG構築に対応しています。さらに、Word文章の作成やExcelの作成、PowerPointの作成機能や誰でも簡単に使い始められるテンプレート機能等も搭載しております。
価格に関しては月額¥1000と非常にお手軽に導入することができ、生成AI導入のファーストステップとして非常に魅力的な製品となっております。
ワンショット生成での比較
生成AIに対してExcelテンプレート作成を「一度の指示のみ」で依頼し、出力精度と品質の比較を行います。
氏名・売上・取引先などはダミーデータを用い、数式も埋め込んだうえで、実務でそのまま使える構成のファイル作成を依頼しています。
評価は、プロンプトの指示通りに作れているか、数式の埋め込みでエラーが出ていないか、体裁が整っているのかの3点で行います。
実際に使用したプロンプトは以下のとおりです。
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## 全体要件
- ファイル形式:.xlsx(openpyxlで作成)
- 数式エラー(#REF!、#DIV/0!など)ゼロを徹底
- 入力値(ハードコード)は青字、数式は黒字で色分け
- 合計・達成率・評価は必ずExcel数式で計算(Pythonで計算してハードコードしない)
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## シート構成(全4シート)
### シート1:ダッシュボード
タイトル行(結合・濃紺背景・白字)、作成日・更新者・対象期間のメタ情報行を設ける。
**KPIサマリーテーブル**
列構成:KPI指標 / 目標 / 実績 / 達成率(=実績/目標) / 前年比 / ステータス
ステータスはIF数式で「✅ 達成 / ⚠️ 要注意 / ❌ 未達」を自動表示。
KPI項目例:売上高(百万円)、新規顧客獲得数、成約率、平均受注単価、顧客満足度スコア
**担当者別実績テーブル**
列構成:担当者名 / 部署 / 目標(百万円)/ 実績(百万円)/ 達成率 / 新規顧客数 / 既存顧客数 / 成約件数 / 平均単価 / 評価(S/A/B/C)
評価はIF数式で達成率から自動判定。
最終行に合計・平均行を追加。
奇数・偶数行で背景色を交互に設定(ゼブラストライプ)。
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### シート2:月次売上データ
担当者×月(4月〜3月の12ヶ月)のマトリクス形式。
合計列・月次合計行・目標行・達成率行を数式で自動計算。
達成率はIFERROR処理でゼロ除算エラーを防ぐ。
末尾に「単位・色分け凡例」の注釈行を追加。
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### シート3:案件管理(パイプライン)
列構成:案件ID / 案件名 / 顧客名 / 担当者 / 業種 / フェーズ / 受注確度(%) / 見込み金額(万円)/ 加重金額(万円)/ 初回接触日 / クロージング予定日 / 次のアクション / 備考
加重金額は「=確度×見込み金額」の数式で自動計算。
フェーズ(情報収集/ニーズ確認/提案中/交渉中/受注確定)をそれぞれ異なる背景色で色分け。
最終行に見込み金額・加重金額の合計行を追加。
末尾にフェーズの色分け凡例を追加。
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### シート4:顧客マスタ
列構成:顧客ID / 会社名 / 業種 / 担当者 / 連絡先 / 都道府県 / 取引開始年月 / 累計売上(万円)/ 直近取引日 / 顧客ランク / 備考
顧客ランク(S/A/B/C)を背景色で色分け(S=金、A=緑、B=青、C=グレー)。
累計売上は青字(入力値)。
末尾にランク基準の説明注釈を追加。
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## スタイル仕様
| 要素 | 仕様 |
|---|---|
| タイトル行背景 | 濃紺 #1F4E79、白字、サイズ14〜16 |
| サブヘッダー背景 | 中青 #2E75B6、白字、サイズ10 |
| アクセント(合計行など) | 薄青 #D6E4F0 |
| ゼブラストライプ | 白 #FFFFFF / グレー #F2F2F2 |
| 入力値(ハードコード) | 青字 #0000FF |
| 数式 | 黒字 #000000 |
| ボーダー | 細線 #BDD7EE |
| 数値書式(金額) | #,##0 |
| 数値書式(達成率) | 0.0% |
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## ダミーデータ要件
- 担当者:7名(第一〜第三営業部に分散)
- 顧客:10社(製造・商社・物流・小売・金融・IT・食品・医療など業種を分散)
- 案件:10件(フェーズをバランスよく分散、大型・中型・小型を混在)
- 売上数値は現実的な範囲で設定(合計が年間目標の90〜100%程度になるよう調整)
- 日付は2025年度(2025年4月〜2026年3月)を基準に設定
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## 作成手順
1. openpyxlでワークブックを作成
2. 4シートを順番に構築(データ→数式→書式の順)
3. `scripts/recalc.py`で数式を再計算
4. エラーが出た場合は修正して再実行
5. `/mnt/user-data/outputs/`に保存して共有作成されたExcelファイルの比較
画像のとおり、両者ともExcelファイルをワンショットで生成することができました。
特に印象的だったのは、作成されたExcelの構成や見た目が驚くほど酷似しており、どちらもそのまま実務に投入できる水準のクオリティに到達していた点です。
率直に言うと、ワンショット生成でここまで整ったものが出力されるとは想定しておらず、期待を上回る結果でした。
実際に、提示したプロンプトの指示に沿ってシートや項目が作成され、数式の埋め込みも正確で、数式エラーは一つも確認されませんでした。また、入力欄が青字で統一されるなど、視認性と運用性を意識した体裁になっており、完成度の高さが確認できました。

AIでExcelファイルを作成する際に重要になること
生成AIに社内で使用するためのExcelファイルを作る際に重要になってくるのは、フォーマットの整ったものが作られることです。フォーマットさえ整っていないExcelファイルだと社内でスムーズに共有して使用することが困難となり生成AIを使用してExcelファイルの作成過程を効率化したにも関わらず運用の際に無駄な工数が増え生産性の向上につながらないことになってしまいます。
Copilot Chatは、社内のテンプレートや社内ファイルを参照して回答を生成するRAGの構築をすることができず、追加料金を払ってCopilot Chat Businessを購入する必要があります。一方でENSOU AIはCopilot Chat Businessの約5分の1の価格で提供されており、RAGの構築、運用を前提とした設計がされています。
両者を比較した結果、事前に情報を与えない状態で営業用のExcelファイルを作成した場合でも、ENSOU AIはCopilot Chatに劣らない高い品質でアウトプットできることが確認できました。
さらにENSOU AIでは、追加費用をかけずにRAG(Retrieval-Augmented Generation)を構築できるため、社内データや業務ルールなどの組織固有の情報を参照した、より精度の高いExcelファイルの作成が可能になります。これにより、組織に最適化された高品質なテンプレートや資料作成を効率化でき、業務全体の生産性向上が期待できます。
まとめ
Copilot ChatとENSOU AIを対象に、Excelファイルの作成能力を比較しました。
単純な指示によるワンショット生成においては、いずれも実務で活用可能な水準の成果物を出力しており、想定を上回る結果となりました。
一方で、企業や組織内で実際に活用されるExcelファイルには、既存の社内フォーマットや過去の蓄積資料との整合性が求められます。
そのため、単発の生成精度に加え、組織内データを参照しながら出力を最適化できる環境が重要になります。これを実現する手段として有効なのが、RAG(検索拡張生成)機能です。
ENSOU AIは追加費用なしで当該機能を利用できる点に特長があり、品質面に加えてコストパフォーマンスの観点からも、有力な選択肢になり得ると考えられます。
組織で生成AIを導入するならENSOU AI
ENSOU AIでは、クレジットカード登録・申込不要でフリープランがご利用可能です。
フリープランでも推論モデルやRAG構築を含むすべての機能が使えるようになっているので、ぜひENSOU AIをお試しください。
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